YouTube広告の費用の決め方とは?注意すべきポイントは?

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「YouTubeで広告をよく見るけど、どれくらい費用がかかるんだろう?」
という疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

 

YouTubeの広告収益は、2020年度でなんと2兆円に達したと言われています。

それだけ見ている人が多く、動画広告の効果もどんどん大きくなっているYouTube。

 

今回は、YouTube広告の費用の決め方とは?注意すべきポイントは?をご紹介します。

YouTube広告の仕組み

YouTube広告は、一般的な広告と違いクリック回数ではなく、6秒視聴されたときに費用が発生します。

広告をスキップまたは、クリックされなければ費用は発生しないのです。

YouTube広告は、下記の条件で費用が発生します。

  • 広告が30秒間視聴されたとき ※30秒未満の動画は最後まで
  • 広告がクリックされたとき

 

具体的な広告の種類、特徴はYouTube広告の種類と特徴で解説します。

YouTube広告の費用の決め方

YouTube広告の費用は、「1円」から設定ができます。

広告の1視聴あたりの相場は、下記になります。

YouTube広告費: およそ数円~20円

ただし、規定の回数や再生時間に達しないと課金はされません。

 

また、YouTube広告はフォーマットの種類が多いです。

そのため、自社の目標や予算に合わせて低予算からでも出稿することが可能です。

YouTubeによると、最初の費用は多くの企業が1,000円からチャレンジしてみているようです。

 

いきなり多くのコストを投入するのが不安な場合、まずは少ない金額でのお試しがおすすめです。

自社の予算に合わせて設定することができます。

 

YouTube広告の種類と特徴

YouTube広告には、下記の5種類の広告が挙げられます。

インストリーム広告(スキップ可能な動画広告/スキップ不可の動画広告)

YouTubeを見ていて、一番多く目にするであろう動画広告です。

動画本編の前後、または途中に表示されるこの広告が「インストリーム広告」になります。

 

インストリーム広告には、スキップができるものとできないものの二種類があります。

 

スキップ可能な動画広告

再生開始から5秒が経過すると、広告をスキップすることが可能になっています。

そのため、5秒間で視聴者の気を引くことができれば
・長く広告視聴をしてくれる
・リンクをクリックしてくれる
可能性も高まります。

その一方で、5秒経つとすぐにスキップされてしまう場合も多いです。

その場合には視聴者へのリーチが難しくなってしまいます。

 

こちらは動画をクリックした場合か、30秒以上再生された場合に課金されます。

スキップした場合には費用がかからないので、ご安心ください。

 

スキップ不可の動画広告

ユーザーに動画が最後まで表示されるため、動画全体のメッセージを伝えることができます。

しかし、強制的に表示されるため、視聴者によっては悪い印象を与えてしまう可能性もあります。

 

こちらは1,000回表示されると料金が発生するのが特徴です。

 

バンパー広告

バンパー広告は、スキップができない6秒間の動画広告です。

長さが6秒間と少ないながら、視聴者に最後まで見てもらえます、

そのため、ストレスに感じることも少ないとされています。

 

伝えたいことを6秒間にまとめ、簡潔に伝えられるかが鍵となる広告です。

 

バンパー広告は、広告が1,000回表示されるたびに課金されます。

 

アウトストリーム広告

アウトストリーム広告は、モバイル専用の広告です。

YouTube以外のサイトやアプリ、SNSのフィードで流すことができます。

そのため、YouTubeユーザー以外にも動画広告のリーチを拡大できるのがメリットになります。

 

ターゲットとなる顧客がスマホを主に使用している場合などに検討してみましょう。

 

アウトストリーム広告も、バンパー広告と同じく1,000回表示されると料金が発生します。

 

マストヘッド広告

マストヘッド広告は、YouTubeのホーム画面の最上部に大きく表示されるものです。

YouTubeで最も目立つ広告といってもいいでしょう。

「新しいサービスや商品を大々的に宣伝したい」という場合にピッタリのYouTube広告です。

 

マストヘッド広告の利用は予約ベースになります。

・日数ベースでカウントして課金
・1,000回表示されると課金

という料金体系から選択することができます。

他のYouTube広告と比べると費用は高額で、1日で数百万円の費用が発生する場合もあります。

 

TrueView ディスカバリー広告

TrueView ディスカバリー広告とは、検索結果の最上部に表示される広告です。

検索した場合に表示されるため、自然に情報を伝えることができます。

 

しかし、ディスプレイ広告と同じく、ユーザー自らクリックしなければ動画が再生されないです。

関心がない層にリーチすることが難しくなっています。

 

ディスカバリー広告は、ユーザーがクリックして視聴すると課金対象になります。

 

メニューの選び方

では、どのようにこれらの広告を使い分けるのでしょうか。

以下を参考に、自社に最適な広告をぜひ探してみてください。

 

販売促進をしたい場合

サービスや商品の販売促進を行いたい場合には、TrueView ディスカバリー広告がおすすめです。

この広告は、他の広告と比べてページ遷移へのハードルが低くなります。

その理由は、ユーザーの動画視聴が始まっていない段階・見たい動画を検索している段階で目に入るからです。

 

見込み客の獲得をしたい場合

YouTube広告を使って見込み客を獲得したい場合には、インストリーム広告がおすすめです。

スキップが可能な動画広告であれば、

  • 広告動画を5秒でスキップした
  • 最後まで広告動画を視聴した
  • ページ遷移をした

というような段階で、ユーザーが見込み客になるかどうかを見極める指標になります。

 

サービスや商品の認知度を高めたい場合

サービスや商品の認知度を高めたい場合には、6秒間の動画広告を流せるバンパー広告がおすすめです。

伝えたいことを短くまとめた動画をスキップせずに見てもらえるため、伝える情報を広告主がコントロールすることができます。

拘束の時間としては6秒のため、ユーザーに悪い印象を与えることも少ないです。

 

YouTube広告を配信する際の準備事項

YouTube広告を配信する際に、最低限必要となってくるのが以下の2つになります。

  • Google広告アカウントの開設
  • 広告用動画の作成

 

Google広告アカウントの開設

Google広告アカウントの開設と聞くと、少し難しそうと感じる方もいるのではないでしょうか。

ですが、開設自体は非常に簡単です。

 

手順としては、

  1.  「Google広告」を検索し、サイトにアクセス
  2.  Google広告ページで「今すぐ開始」をクリック
  3.  目標(キャンペーン)を設定
  4.  支払い情報を設定

この4ステップでGoogle広告のアカウント開設は完了になります。

 

広告用動画の作成

広告を配信するためには、もちろん広告用の動画が必要です。

YouTubeで動画広告を出したいけれど、動画を作成するスキルがない・・・
という場合には、動画広告作成ツールの利用がおすすめです。

 

動画の時間が短いYouTube広告では

「強いインパクト」

「伝えたい内容を短くまとめる」

この2点が重要となります。

 

動画広告作成ツールでは、この2点をふまえた上でのテンプレートが用意されています。

思い通りの動画を自分で作成することができます。

 

YouTube広告の運用にあたっての注意ポイント

「流行っているから」という理由で、YouTube広告運用を闇雲に行ってしまうのは危険です。

YouTube広告の運用にあたっての注意ポイントをお伝えします。

 

目的に合わせた追うべき指標の決定

はじめに、YouTube広告の目的を明確にします。

自社の現状において、商品・サービスのプロモーションで解決すべき課題はなんでしょうか。

 

以下の目的に応じて、見るべき指標を計測していきましょう。

目的    : 認知 (商品やサービスが知られていない場合など)
見るべき指標: 表示回数・視聴回数・リーチ

目的    : 検討 (競合のシェアを奪取したい場合など)
見るべき指標: 視聴率・再生時間

目的    : 獲得 (静止画広告の獲得で頭打ちになっている場合など)
見るべき指標: 表示回数・視聴回数・リーチ 

 

カスタムインテントを有効に活用する

YouTube広告の飽きられにくいターゲティングには「カスタムインテント」があります。

「カスタムインテント」とは、商品やサービスに関連するURLやキーワードを入力すると、それに関心があると推測されるユーザーをGoogleが抽出してくれ、広告配信を行うことができるターゲティング設定です。

 

動画は静止画に比べて印象に残りやすい一方で、飽きられやすいというデメリットがあります。

飽きられない・嫌われないためには、鮮度を保ちやすいターゲティングが重要となります。

 

カスタムインテントは設定するとGoogleが機械学習を続けてくれます。

そのため、対象となるユーザーが常に入れ替わり、ユーザーの鮮度を保ちながら広告を配信することができます。

「何度も同じ広告が出てきて飽きてしまう」という問題も、他のターゲティングの方法と比べて低いのが特長になります。

 

まとめ

今回は、YouTube広告の費用の決め方とは?注意すべきポイントは?をご紹介しました。

 

YouTube広告は「出稿して終わり」というものではありません。

継続して成果を出していきたい場合、広告用動画のA/Bテストなども検討し、自社に最適なYouTube広告の運用を行っていきましょう。