「コア業務」や「ノンコア業務」という言葉をよく耳にしませんか?
業務効率化において「コア業務」や「ノンコア業務」という言葉を聞いたことがある人であれば、言葉の意味のイメージをしやすいかと思います。
しかし聞いたことない方は、どういったものかわからない人も多いのではないでしょうか。
今回は、「コア業務」・「ノンコア業務」って一体…について紹介します。
「コア業務」「ノンコア業務」ぞれぞれの特徴
「コア業務」・「ノンコア業務」は「主業務」・「副業務」とも言い換えられます。
「コア業務」・「ノンコア業務」は、戦略的な業務改革手法である「BPO」に基づく業務効率化を考えるうえで非常に重要になってきます。
コア業務の特徴
- 利益を生むための直接的な業務
- 難易度が高い
- 専門的な判断が必要
- 否定型な業務
ノンコア業務の特徴
- コア業務を支援する業務
- 難易度が低い
- 高度な判断は不要
- 定型、または定型化できる業務
ノンコア業務は利益を生まない業務のため、投資をして業務を改善しようとする企業はあまりありません。
しかし業務効率化の効果が高いのはノンコア業務なのです。
またノンコア業務は、難易度が低く高度な判断が不要なため、業務を集約してシステム化することで、コア業務よりも効率化がしやすいのです。
BPOのスタイルとは
BPOには主に3つのスタイルがあります。
BUY IN型
既存のサービスに新たなサービスを付加するなど、ノンコア業務の枠を超えてコア業務を強化するスタイル。
PUSH OUT型
単純な業務委託のことをいいます。
いわゆるアウトソーシングと呼ばれていたもののことを指し、主にコスト削減を実現するスタイル。
ADD ON型
納期を短縮したり、機能の強化をはかったり、サービス向上を目指してノンコア業務を強化するスタイル。
最近では人口削減などに対する課題が多いことから、ノンコア業務をアウトソーシングする会社が増えてきました。
企業の業務を強化や収益の向上を目標とし、それらを実現する方法の一つがBPOなのです。
アウトソーシングに適しているものとは?
ノンコア業務の中でアウトソーシングに適しているものは、在庫管理や配送業務、研修業務、受発注業務などが挙げられます。
例えば、在庫管理では書類を送ってもらい、その書類をデータ化し、自社で使用しているシステムにデータ登録をしてもらうこともできます。
企業の特性によってコア業務とノンコア業務に分けて、ノンコア業務をアウトソーシングすることでコア業務にあてる時間を増やすことができます。
そうして企業全体の最適化し、生産性を向上させましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ノンコア業務は高度な判断は不要なため、専門的な人ではなくても慣れれば簡単にできる場合が多くあります。
スキルや経験のある人をコア業務にあてる時間を増やすためには、ノンコア業務を業務委託するのも検討してみてください。